インドの神話。その髪と全身は茶褐色(または黄金)で、ソーマを力の源とする戦いの神である。マルトを従え、二頭の馬が曳く黄金の戦車に乗って戦うその姿は、まさに理想の英雄像そのものだったろう。事実、「リグ・ヴェーダ」の中では、もっとも人気の高い神だった。彼の武器は、雷を象徴するヴァジュラである。その後、ヒンドゥー教の時代になるにつれ、神としての地位は落ちて行くが、人気のある神であることに変わりはない。ヴリトラ龍を退治し、三界の王となったエピソードは有名。他にも、その好色な性格から豊穣神としての面もあった。天宮スワルガに、神妃インドラーニと共に住んでいる。仏教では「帝釈天」。
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