またはアンフル、インヘルト(Anhur,Inhert)。その名は「遠くにいる者を連れ戻す者」という意味。戦いと狩猟の神。槍か縄を持ち、4本の長い羽毛の頭飾りを付け、髭を生やした男として表される。
オヌリスは「槍の主」という形容辞を持ち、ホルスとセトの争いの神話に結びつけられる。神話の中で、ホルスが敵のカバを殺す為に同じ武器を使用する。また、太陽神ラーに代わってエジプトを守る者として描かれることもあった。その為、オヌリスは「ラーの息子」という形容詞が与えられた。
「遠くにいる者を連れ戻す者」という名は、オヌリスが雌ライオンの妻であるメヒトををヌビアから連れて帰ったというエピソードによるものである。この神話は、シュウがヌビアから妻であるテフヌトを連れて帰ったという神話に対応する。
オヌリスの崇拝は、中部エジプトのアビュドス周辺で最初に確認され、プトレマイオス朝時代には、ギリシアのアレスと同一視された。
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