我が娘が馬に惚れた、あるいは馬に嫁いだことを憎んだ父親がその馬を殺した。すると馬の首にまたがったまま娘は天に上ってしまった。あるいは悲しみ続けたすえ、娘は死んでしまった。その後馬の頭をした白い虫がどこからともなく発生した。即ち「蚕」である。「オシラサマ」は養蚕の神であるだけでなく、眼病を初めとする病の神であり、子供の神であり、また狩の神ともいわれる。とにかく生活に密着した神であることは確かである。その由来からして、馬頭の神体が本来であるが、多くは烏帽子や丸顔の小さな彫刻としてそれぞれの家で祭られている。
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