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パールヴァティー ( パールヴァティー ) 英名: Parvati

 地 域: インド
 テーマ: 一般
 種 別: 名前

 シヴァの神妃(デーヴィー)の一人。シヴァの最初の妻、サティーの生まれ変わりだといわれる。その名は「山に住む女神」の意。カーリダーサは『王子の誕生』の中で、彼女の美しさを賞賛している。全ての美の象徴ともいえる女神。

 サティーが死んでからというもの、シヴァは落ち込み、苦行によって悲しみを紛らわせていた。それに気づき、身の回りの世話をしていたのが、メーナーから生まれたパールヴァティーである。
 しかし、シヴァは一向に彼女の方を見ようとしない。胸が張り裂けそうで、どうしようもなくなった彼女は、悪戯心からなのか、苦行中のシヴァの目を両手で後ろから塞いでしまう。その瞬間、全ての光は失われ、宇宙は動きを止めてしまった。しかし、その時、シヴァの額から聖なる光が溢れだし、第三の眼が開かれたのである。

 二人を見守っていた神々も、そうのんびりと待っていることが出来なくなった。その頃、苦行で力を付けたターラカというアスラが神々を苦しめていた。ターラカは、「シヴァとパールヴァティーの子供からしか殺されない」という能力をブラフマーから得ていたのだ。神々は一計を案じ、二人の元に、愛の神カーマを派遣した。
 カーマは、妻のラティ(快楽)と従者のヴァサンタ(春)を連れ、シヴァの元へと向かった。パールヴァティーがシヴァの目の前に現れたのを見計らって、愛の矢をシヴァに向けて放った。その効果によって、一瞬心が揺れたシヴァだったが、カーマの仕業だと気付くと、激怒して第三の目から凄まじい光を発して、カーマを焼き尽くしてしまった。

 どうしても相手にされない彼女は、シヴァと同じようにカイラーサ山で苦行を始めた。それを知ったシヴァは、彼女の事が気になり始め、試してみようと考えた。みすぼらしい苦行者に姿を変えると、彼女に近づいて行った。彼女はやさしく老人に接し、沐浴の後、食事をするように勧めた。だが、老人は沐浴の途中溺れかけてしまう。
 助けようとした彼女の手が、動揺に震える。彼女はシヴァ以外の男には触れてはいけないという誓いを立てていたのである。それは、死よりも重い大罪であり、恥であった。かといって、目の前で溺れる老人を見捨てることは出来ない。彼女は戸惑う指先に力を込め、ぐっと老人の腕を掴んだ。
 その瞬間、老人が光に包まれ、シヴァへと姿を変えた。シヴァは、彼女の愛の深さを知り、ついに二人は結ばれたのである。

項目情報

 作成者:Akihiro Endo
 作成日:
 更新日:2005-02-22 00:00:00

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