マレーシアの怪物である。彼ら或いは彼女らは、普段は普通の人間と変わりのない姿をしているが、夜中になると首が抜けて、獲物の人間を求めて飛び回る。異様なのはその姿で、首の下に消化器官をぶら下げ、そこから血をしたたらせながら宙を舞うのである。
獲物は主に子供、妊婦などである。肉を食らうよりも血を啜るほうを好むようで、血で膨れ上がった胃袋を酢につけ、消化を早めてから体に戻り、何事もなく暮らす。酢につけるのは、もちろん胃袋が膨らんだままだと、体におさまらないからである。
この奇妙かつ危険な怪物から身を守るにはさほど手はかからない。とげの多いツル草などを窓辺につるしておけば、彼らは引っかかって身動きがとれなくなってしまうからだ。あとは焼き殺してしまえば、ペナンガランは退治されてしまう。
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