ガーヤトリーの中で唱えられている太陽の女神。その名は「激励・鼓舞」を表し、あらゆるものの原動力を促す役目を持っている。また、ブラフマーの妃ともいわれる。
彼女の全身は黄金色に輝き、金色の馬車に乗って、全ての生き物を分け隔てなく照らし出し刺激を与える。それはまさに、太陽の働きのうちの一つを神格化したものだろう。太陽神スーリヤとの関係も深い。
『マハーバーラタ』の中では、彼女は貞淑な妻である。ある時、マドラという国のアシュヴァパティ王に、サーヴィトリーという美しい娘が生まれた。年頃になった彼女は、森林に追放されたシャールヴァ王国の王子サティヤヴァットとの結婚を望んだ。
祝福された結婚だったのだが、ナーランダ聖仙が、彼の命は後一年であると予言した事により、周囲はその結婚に反対した。しかし、彼女の思いは強く、二人は深い森の中で結ばれたのである。
そして、幸せな生活は瞬く間に一年を刻む。予言された日、サティヤヴァットは森の奥で倒れた。死の神ヤマが、その魂を持ち去ったのである。彼女は、必至になって夫の命を助けてくれるようにヤマに祈った。さすがのヤマも、その涙に心を打たれ、サティヤヴァットの魂を解放したのである。
|