密教の最高神、大日如来のこと。「偉大な」という意味の「マハー」をつけ、マハーヴィローシャナと呼ばれる。 その名の由来は「光があまねく広く照らす」というものであり、仏法そのものがヴィローシャナであるともいわれ、すべてがヴィローシャナから現出するとされる。
仏の知をあらわす「金剛界曼陀羅」と仏の慈悲をあらわす「胎蔵界曼陀羅」の主尊であり、その姿は王者の装いである。「金剛界曼陀羅」では「智拳印」を、「胎蔵界曼陀羅」では「禅定印」を結んでいる姿であらわされる。
偉大な光の最高神ヴィローシャナの起源は、ペルシャの最高神アフラ・マズダーに関係があるといわれる。またアスラの大王ともされる。彼に従う四天王や明王たちがヤクシャの出身であることが多く、また、ブッダがインドの神々にとって脅威であったこと、ヴェーダの神々にくらべ、ヒンドゥーの神々の密教における地位が概して低いことをあわせ考えると、面白い。
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